中世ハープで紡ぐ歌心
自身の専門とする中世音楽を珍しい音楽としてではなく、クラシック音楽の源流としてその重要性を意識しながら、現代の聴衆にも充分アピールできる魅力的な音楽であることを伝えるべく演奏を配信する。中世時代から「歌はハープを伴って演奏されるもの」と書かれている文献が多く残っており、今回の動画配信でも中世の歌をハープの弾き語りによって古い時代の演奏スタイルを模して演奏する。中世ハープは小型の膝に抱えて弾く楽器で、古くは聖書の詩編の装飾文字の中でダビデ王の象徴的な楽器として描かれたり、宮廷などの楽師が演奏する細密画などでもハープを演奏する人々が描かれ、古代から現代まで弾き継がれた数少ない楽器のひとつだ。

小坂理江
吟遊詩人の洗練された旋律やアルス・ノヴァなどの多彩で豊かな響きに出会い、中世・ルネサンス音楽に傾倒する。野村財団より奨学金を得てロンドンのトリニティ音楽院古楽科に入学し中世声楽をベリンダ・サイクス女史、ルネサンス/バロック声楽をティモシー・トラヴァーズ=ブラウン氏、発声法をヘイゼル・ウッド女史の下で研鑽。その後ギルドホール音楽演劇学校大学院古楽科に同校より奨学金を得て入学し、古楽ハープをアンドリュー・ローレンス=キング氏、古楽声楽をマイリ・ローソンの下で学び修了。 現在は6台の中世、ルネサンスハープと共に演奏活動を行いながら、古楽ハープの楽しみを広めるべく中世ハープワークショップ(板橋クラスと品川クラス)を主宰。また小竹向原駅すぐのサイスタジオにて幼児を対象とした「キッズコーラス うたくらぶ」を主宰し、板橋区合唱のつどいなどに参加している。

詳しくはこちら>>>